俗にいう男性のあなごもりというのは、よく「一人にしてほしい」とか「一人で考えさせてほしい」という時期といわれます。

一人にしてほしいということは、嫌われたってこと？
一緒にいて一緒にいろいろするからうれしいはずなのに「一人で考える？なにを？もしかして好きじゃなくなったのか考えてるんじゃない？」
焦りますよね？

実際のあなごもりは「ただ単にそばいるだけの時間がほしい」ということです。
あなたと直接会話をしたり行動をしたりするのではなく、別のことをしながら「相手を感じていたい」と思う時期なのです。
すべての男性がそうではありませんが、よく頭を使う男性はそういう「あなごもり」と呼ばれる時期が来ることがあります。

よく頭を使う男性は、一般的に妄想と呼ばれる「自分の中のものごとの将来を考えたり予測したり物語を作ってみたり」します。
それは頭の中の遊びなのですが彼が頭がいい所以でもあります。

一緒にしたいと思うかもしれませんが、その行為は自分だけの妄想の世界で、誰も立ち入ってほしくないというか邪魔されたくない集中したい時間なんです。

一緒にいる時間が長くなる、または関係が安定してくると彼の心の中にあなたとの関係にゆとりが出てきます。
ゆとりがでてくると「頭を使いたくなる」一人遊びをしたくなるということです。

よく言われる、

・男性は一つのことしか考えられない。
・一人でじっくり考えたい。
・放っておいてほしい

は、嘘です。

あなたを嫌いになったのではなく、自分の中でやる「遊び」に集中したいだけなんです。
心の安定から始まっていますから、その時、あなたには黙ってそばにいてあなたの遊びをしていてほしいんです。
「それを感じ取ってほしい」のが本音であり、それを受け取ってくれるかという無意識の確認でもあります。

いわれなければわかんない！と思うかもしれません。
でも、それは、うまく説明できないし、理解してもらえないと思いつつ「しばらくそっとしておいて」とか「ほっといて」とかいう表現で伝えるしかないんです。

あなたがそれに気が付かなければ、数か月～半年。
永遠に気が付かなければ、最終的に自然消滅になります。

そばにいて一人遊びしながら放置する。

彼は、彼の遊びをやっていますから、あなたは、あなたの一人遊びを「楽しく」する。
ほんとたまに「そういえばあれってどうなった？」「これどうするの？」などどうでもいいことを聞いてみる。

逆に言えば、「相手の今の状況や気持ちを根掘り葉掘り聞かない」
なぜなら、彼は今あなたの存在を感じながら一人遊びに集中したい時期だからです。

母親のそばで、一人遊びしている男の子を思い出してみてください。
男の子の成長過程でそういう時期がありますよね？
まさに彼は今その状態で、安心の対象が親からあなたに切り替える時期に入ったということなんです。
それが「男性のあなごもり」です。

不安で仕方ないと思いますが、そんなときに絶対やってはいけないこと。
これをやると関係のさらなる安定から崩壊に進みます。

・感情的になる。
どうしていいかわからないから、どうしてもやってしまうのがこれです。
特に女性は感情で行動しやすいといわれていますのでやってしまいがちです。

男性は本能むき出しの女性に対して性的なものを感じます。
時期的には、本能での関心がなくなっていて性的なものは相手を感じるための行為の時期なので逆に「必死の形相」は見たくないのです。
それを見せることで「ああ、この人はこんな醜い表情するんだ」になります。

・助言する
一人で遊んでいるのに、その遊びに口を挟まれたらどうですか？
邪魔でしかありません。

マウントをとりたがる女性が多いですが、それをやってはいけません。
安定の対象から嫌悪の対象に変わります。

・ 泣く、すねる
男性がかわいいとおもう代表ポイントです。
ですが、あなごもりに入った彼は、今それを求めていません。

それこそ、さらなる安定を求めているわけですから、「うざ」とおもいつつ対応します。
遊びの邪魔させれてしかも「世話」しないといけないって妄想の時間をもってかれるだけ。
心の安定から「めんどくせー女」に変わるのは時間の問題です。

・強制する
○○しなさい、〇〇すべきじゃない？とやってしまうとどうなるか、ここまで読んでいただいた方にはすでにわかると思います。
自由な安定が、安定を強制される。そうなれば、当然逃げ出します。しかもそれによって伴った被害に対する怒りをもやしつつ。

・母性本能全開
安心、やさしさ＝保護と思ってしまう女性の場合、やりがちです。
手を出さずに視界の外で、あなた自身も楽しくしながら相手を見守りましょう。
手を出してしまえば、「邪魔された」としか感じません。

あなごもりは、すでに復縁ではありません。
次の安定期にはいったということです。

あなたが彼と同じように彼のそばで一人で楽しくしていればいいことです。
たまに「お買い物行ってくるから一人で遊んでいてね」のような感じでいいんです。

本当に嫌いになったからという理由であれば、「静かにして」とか「ほっといて」ではなく直接的に「攻撃的」な言動になります。
とりあえずキープとか騒がれるのがいやな場合は、本気で会ったり話したりしなくなります。

別に普段は普通に話していて二人になると話をしなくなったりというのは「あなごもり」です。

不安が加速すると心が壊れ、さらに悪化すると身体にも異常が出てきます。
そうなるまえに、不安を人に話すなどして不安のストレスを外へ逃がすことが大切です。

もちろん、友達や知り合いに話すのは嫌な場合や人に話しても解決しなかったりします。
そういうときは、これからどうなるか、どうしたらいいかなど、プロに相談するのもひとつの手段です。

心の平静と不安を取り除く方法を知っていますし、経験則ももっています。
あなたに心の平静とこれからどうすればいいか助言を与えてくれます。