彼女は、うお座だった。
ふたご座、風の宮とうお座の水の宮は、とにかく相性がいい。
あたたかな風は、湖面にぶつかり、その温度をさげながら湖面を揺らす。

うお座が、ハイな時は・・・

うお座もふたご座も二面性といわれる。
ふたご座が二面性といわれるのは、自分の中にまったく正反対の考えを持つ人いて自身の中ではなしを完結させることができる。
そしてab型も二面性といわれる。二面性の意味はふたご座のそれと類似している。

うお座の二面性は、ハイとロー。ハイのときは、とにかくノリが良く明るく反応も早い。
ローの時は、その逆。
しかも彼女は o型。
o型のこだわらない大雑把な性格がハイのテンションをさらに爆上げする。

ハイの時は、相性がいい。
が、ローの時は・・・

なに？どうした？なぜテンション低い？
「どうした？」と聞けば当然「なんでもない」という回答。

好奇心が服を着てあるくといわれるふたご座、しかも ab型ローのときはとにかく気が滅入る。
彼女の場合、ローの時期は２～３週刊ほど続く。

月の半分がローでこちらの気も滅入る。
話しかけても反応が悪い。
どこかに出かけても楽しいのか悪いのか。

付き合い始めのときは、ローの時でも気を張っていたのか、多少テンション低いかな？程度だった。
だが、付き合いが長くなったせいなのか、素のままものすごい低いテンションのまま接するようになってきた。

その結果、こちらは滅入る。
月のうち半分は、会いたくない。

悪印象は、良い印象を凌駕する。
そして月の３/４が面倒くさいになる。

当然、ローの彼女と他の女の子を比較する。
他の子と話していたほうがものすごく楽だし、楽しい。
ローの時期に別れを告げた。

別れてから２週間ほどで「彼女、××とつきあったみたいだぞ」と友達が教えてくれた。
××は、クラスの悪い連中の腰ぎんちゃくで彼女を狙っていたやつだ。

基本的に 潔白な ab型の嫌いなタイプの人間だ。
そいつが「俺の女と付き合っただと？！」
捨てたとはいえ、××はないだろ！

偶然、元カノと××が楽しそうに手をつないで下校している姿を見かけた。
得も言われぬ嫉妬心。

そうそう、ハイの時のあの笑顔、当時の掛け合いのようなハイスピードな楽しい会話を思い出す。
それを今、俺ではなく××と？！

その日の夕方から朝にかけて「手紙を書いた」
翌日の夕方、彼女から「やりなおしたい」と電話が入った。

ほとんど毎日彼の部屋で過ごすようになってから１か月ぐらいたった頃に彼が急に半分泣きそうな？普段あまり見せない表情で一言だけ「別れてほしい」。
あまりに急で頭が真っ白になりました。

お互いその後言葉もなく、その場から逃げ出してしまいました。

どうしていいかわからず会社の友達に相談したところ、そういう時に便利な友達がいるといわれその友達を紹介してくれました。
その友達は男性で仮にYさんとします。
Yさんは会ってすぐに出会いから今までのことを根掘り葉掘り聞いてきたんです。
最後は夜の話まで聞いてくる始末。正直「気持ち悪い・・・」というのが印象でした。
でも友達の紹介だし、それなりに仲がよさそうだったし無下にもできず話をつづけました。

そのあとも友達を含め３人で２回ほど会ったのですが、３回目に会ったときに「メイクはこんな感じにしない？」「言動はこういう言い回しにしたほうがよくない？」などいろいろと”アドバイス”していただきました。
このころには、もうあきれるというか若干怒りの気分にもなっていて「なんなんだこの人？」と思ったのを覚えています。

ところが最後のほうで「会社の彼の男友達と・・・」と彼へのアプローチを”指示”してくれたんです。
これがなければ、こいつとはもう会わない！と思っていたんですけど、今までの失礼な質問や余計なお世話は全部それにつなかっていたんだと合点がいってしまったんです。

彼の言う通り「会社の同僚」や「上司」との付き合い方を変えました。
最初自分の中ではぎこちないというか変な感覚だったんですけどだんだんなれてくると同僚や上司とそれまでより仲良し？になっていきました。
時々元彼の視線を感じることがありましたけど、その時はYさんから教えられたように軽く笑顔を返していました。

１か月ぐらい立って彼から「会ってほしい」と電話があり、翌日「もう一度やりなおさないか？」といわれました。
「まだ上から目線かよ！」と思ったんですが、それまでじっと我慢していたこともあって気持ちとは裏腹に半泣きで「はい」と答えていました。

ab型男性には冷静な対応をすることが大切です。
別れを言い出されたとき、感情を押さえてとりあえず「受け入れる」こと（ふり）ができると復縁できる確率が上がります。
A型、B型の方は案外取り乱してしまった気がしますけど、それでも大丈夫です。
数歩出遅れた程度の失態です。

ab型男性には変化が効きます。
ab型は、観察と思考する方が多いので周囲の変化には敏感です。

ab型男性は嫉妬しやすい理由は「観察」と「思考」の２つのキーワードのなかの「思考」に由来します。
「思考」の中には「妄想」「想像」があり、実は自分なら浮気するだろうと考えてしまうからです。

ab型男性に別れを告げられた時は、なるべく冷静に受け入れてください。
ab型は「別れを告げた時」あなたがどういう態度に出るかいくつかのパターンを予想しています。
冷静に受け入れると予想していることは確率的にかなり低いと思われます。

「あれ？」と思ってもらえたら彼の心に「ひっかかり」を残すことができます。
この引っ掛かりが後々の行動の引き金になります。

もちろん、彼の予想通り取り乱してしまったとしても問題ありません。
彼が復縁を言い出すまでの時間が若干長くなる程度です。

b型男性に別れを告げられた理由、彼が「別れ」を言い出したのには必ず理由があります。
その理由を取り除くことができれば復縁は簡単です。
仮にその理由が「他に好きな人ができた」場合でも。

そのすべての理由の根底にあるのが「イメージボックス」といわれるもので彼の中にある理想の彼と方向が違ってきたということです。

出会いのころ、仲良しだったころは、彼のイメージボックスに合致していたということです。
ならば、その頃のあなたに戻ればいい。単純にそれだけです。

意外と思い出せなかったりしますし、彼の見ていたところとあなたの考えるところと一致するとも言い切れないわけです。
だから、一般的なab型の好きなタイプにリニューアルすることで差異を補います。

ab型男性に嫉妬させるには周辺の変化に敏感で、かつ「思考＝妄想」する人、そして独特の「プライド」を持つ人です。
それまで彼のことがあり周囲の人と一定の距離をおいて付き合っていませんでしたか？
付き合う前はどうでしたか？周囲の人と分け隔てなく近い距離でつきあっていませんでしたか？
その逆もありです。物静かで周囲と一定の距離を保って付き合っていませんでしたか？

それは、彼があなたにひかれた理由の一つです。

周囲の人と彼と付き合う以前より距離を近くして「明るく」接することで彼の嫉妬心を煽ることができます。
少なからず「俺の女」だったのが「変化」して、なおかつ他のやつらが勘違いするほど仲良く、そして周囲を明るくしている。

一方自分は、周囲と一定の距離を保ち、取り巻きではなくなっている。
しかも「捨てた」のに目が合うと「やさしく微笑んでくれる」

彼にしてみれば、たまらないでしょう。
「プライド」に火が付きます。
「嫉妬心」が煽られます。
なんせ一度は手にしていたものですから「とりもどしたい」しかも今ならまだ簡単に「取り戻せる」と思うのは必然です。